正しいスマホの持ち方!ストレートネック対策
2018.8.16 第3回(毎週木曜日 8:20~) FMウイング
番組「理学療法士が伝えたい!知ると得する腰痛予防!」
第3回をお話してきました!
今回は正しいスマホの持ち方です。
今やスマホの普及率は79.4%となり生活に欠かせない物となりました。
しかし長時間の使用による身体への弊害も出てきています。
今回はスマホ首「ストレートネック」予防です。
ストレートネックの方は首が長く見えて一見綺麗に見えます。
なで肩を併発している方も多いですね。ですがほとんどの方が慢性的な肩こりに悩んでいます。
今回のポイントは…
「スマホを立てて持ちましょう!」です。
一般的な女性の頭の重さは5~6kgです。
正しい姿勢でいるときは5~6kgの負荷が首・肩にかかっています。
しかし…15°首を下に傾けると12kg!なんと倍です。
30°首を下に傾けると18kg!(3倍の負荷)
45°首を下に傾けると22kg!(一般的な電子レンジの重さ・幼稚園児の体重)
60°首を下に傾けると27kg!(小型の金庫の重さ・小学校2年生の体重)が首にかかってきます。
姿勢によってこんなにも負担が変わります。
スマホだけでなくお子さんのゲームなども注意ですね。
スマホの大型化もあり、手のひらに載せるように使っている人も多いですね。
首の負担が心配です。
成長期のお子さんなどは骨成長の時期です。特に注意してほしいと切に願います。
学校の先生や中高生と関わっている方には是非知っておいてほしい内容です。
ストレートネックの骨形状の変化には時間がかかりますが、
付随する肩こり症状は改善可能です。即時的に変わります。
肩甲骨を上に引き上げる筋肉は肩甲挙筋と僧帽筋です。
ストレートネックの方は肩甲挙筋がとても、とても優位になっていることがとても多いです。
簡単なストレッチ90秒でも筋を的確に伸ばしてあげると改善します。(的確に伸ばすことが大切です。)
間違って僧帽筋を伸ばすと悪化します。
筋膜のつながりを意識して施術すると付随症状はかなり改善します。お悩みの方は是非ご相談下さい。